カップラーメンに虫が入ってた話 完結編

こんにちわ。a.yamです。

1年位前の話ですが、今話題の食品の異物混入に遭遇しました。
具体的に言うと、カップラーメンの中に虫が入ってました。

SNSで拡散したりしないところが私のいいところですね。

その話をYUIの朝会でお話したのですが、そこで伝えきれなかった話の完結編です。




メーカーさんからの謝罪の後、最終的に「調査報告書」が送られてきました。
その中には、なんと虫の死亡診断書のようなものまで含まれていたのです。
その虫はなんという名前の虫なのか、夜行性なのかどうか、生態はどうなのか、死因はなにか?
そこまで調べてありました。

最終報告書

また別の書類には、ラーメンの製造工程まで書いてありました。
簡単に説明すると
1.まず粉を買ってきて
2.水を加えて生地にして
3.細く伸ばして麺にして
4.その麺を一食分にまとめて
5.油で揚げて
6.カップに入れて、ベルトコンベアーに乗せて
7.かやくやスープの袋を入れて
8.蓋をして
9.ラップをして完成

工程なんかしらんわい!と言いたくなりますが、ここで死亡診断書が効いてきます。
メーカーさんが言うにはこうです。

「この虫を調べた結果、タンパク質に加熱がみられませんでした。
したがって、5の「油であげる工程」以降に混入したと思われます。
また、この虫は活動量が少ない虫ですので、ベルトコンベアー上の製品に飛び込んだとは考えにくいです。
おそらく7,8の工程あたりの機械に載っていた死んだ虫がポロリと落ちたものだと推測されます」


なんと見事な分析でしょうか。

またこんな記述もありました。

「この虫は同一工場内で3例捕獲例がありますが、食品に混入した事例は今回が初めてです。
活動量が少ない虫ですので、おそらく侵入は業者の納入するダンボールに付着していたものと
思われます。したがって再発防止のために以下の対策を取りたいと思います。」


・業者にダンボールのエアー吹付けを徹底
・ダンボールをラインに持ち込ませないようにする
・従業員へ再教育
・侵入経路の検査
・など

私が驚いたのは、「3例捕獲例があり」の部分です。
捕まえた虫を一匹ずつ名前を調べて管理しているとは驚きです。食品工場というのはここまで衛生管理が徹底しているのですね。
また、「この工場には虫が出たことがある」なんて言わなければいいのに、それを言ってしまう誠実さにも驚きました。不都合を隠さず正直に対応しているという印象を受けました。

提案された対策も、現実的な内容で好感を持ちました。



異物混入というのはとても気持ちのよいものではないですが、
プロのトラブル対応を目のあたりにすることができ、とても良い体験をしたと思います。

失敗は誰でもするものです。
そこから何を学ぶかが重要ですし、もしかしたら失敗後の対応から、お客さんの信頼を得るかもしれません。

キーワードは誠実さではないだろうか、と私は考えます。

(報告書の全文が読みたい方は私までどうぞ。)
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